花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどが主な症状で、重度なものになると喘息発作をおこし、そのまま気管支喘息になるケースもあるようです。
また、日本人の約25%が花粉症とも言われています。
関東地方では、2月頃からスギ花粉の飛散がはじまり、3月になるとヒノキ科花粉も飛散がはじまます。そして、花粉の季節は5月末頃まで非常に長い期間続いていきます。
花粉症が増加にある理由
針葉樹林の増加
もともと、日本本来の自然林ではクス・クヌギ・サクラなどの広葉樹林が主流でした。
しかし現在日本の森林では、「スギ・ヒノキ」などの針葉樹林が森林の50%以上を占めるとも言われています。
では、なぜ針葉樹林がこんなに増えてしまったのでしょうか。
昭和20年~30年代、戦後の復興等のため木材需要が急増しました。しかし、戦争中の乱伐や自然災害等の理由で供給が十分に追いつかず、木材が不足し、「拡大造林政策」を行いました。
これによりクス・クヌギ・サクラなどの広葉樹林からスギやヒノキ、カラマツ、アカマツなど成長が比較的早く、経済的に価値の高い針葉樹の人工林に置き換えました。
近代化による環境の変化
1966年に国産車が発表されて以来、自動車が普及してきました。
日本における排出ガスは、1966年に規制が始まり、1978年から2000年までに大幅な規制が施され現在では国際的に見ても高水準の排出ガス規制が実施されています。
しかし、近隣の国での大気汚染によりPM2.5などで悩まされています。
大気汚染により微粒子が抗体を産生しやすく、花粉症の発症を促進されます。また、舗装道路の増加に伴い一度地面に落ちた花粉が再び舞い散ることも原因のひとつとして考えられます。
食の変化
冷蔵技術、輸送技術の発達で「高タンパクや高脂肪」の食材がこの半世紀で非常に手に入りやすくなりました。
流通が便利になった分、「高タンパクや高脂肪」の食生活を続けたり、不規則な生活リズムやストレスの多い生活などがアレルギーを起こしやすくしています。
建築物の変化
以前の日本の建築物は、通気性の良い建築構造が主流でした。近代の建築物では密閉率・保温性がとてもよく、年間通じで生活しやすい構造になっています。
しかしヒトが過ごしやすい環境は、ダニ・カビなど生息しやすく温床を作りやすい環境です。これも、アレルギーの原因のひとつとなります。
アレルギーとアレルゲン
アレルギーの原因の多くはタンパク質
アレルギーを引き起こす原因の物質アレルゲンの多くは、タンパク質が引き金にになりアレルギーを引き起こすと言われています。
花粉においても、例外ではありません。
スギ花粉症に例を取ってみますと、スギ花粉のアレルギーの原因となる物質は主に2種類あります。
スギ花粉表面に付着している粒径約30μmのタンパク質とスギ花粉内部のデンプン粒および花粉内膜に存在すると考えられています。
参考文献
王青躍,他,エアロゾル研究, 23, 120~126 (2008).
安枝浩,他,医学のあゆみ, 200, 358~362 (2002).
このようにアレルギーの原因となる物質は、タンパク質が深く関係していると考えられています。
アレルギーのメカニズム
ダニ、スギ花粉などアレルギーの原因となる物質が体内に侵入すると、異物を排除しようと体が反応します。
リンパ球は抗体を産生するため、アレルゲンに反応するIgEを作りだし、アレルゲンを除こうとします。
IgE(免疫グロブリンE)
哺乳類にのみ存在する糖タンパク質であり、免疫グロブリンの一種のことです。
参考出展:wikipedia
本来はリンパ球内でIgEを過剰に作り過ぎないように、抑制する機能を備え、バランスよく働いています。
しかしアレルギーの原因となる物質(いわゆるアレルゲン)が侵入することによって、抗体であるIgEを過剰に生産し始め、抑制する機能が低下します。
IgEを過剰に増えすぎると、アレルゲンを体外へ放出しようとする働きが強くなります。
結果として、咳・くしゃみ・涙という形で現れるのが代表的です。
セシオが考える「花粉症などのアレルギーの対策」
マスクの装着
一番簡単に花粉の吸引を抑える手段はマスクの装着です。しかし、装着の仕方が悪かったり常に電話を受けなければいけないなど常に有効とは限りません。
また、生活においての花粉は吸引は一番大きいですが、目から入ってくる場合など、100%カットすることはなかなか難しいのが現状です。
空気清浄器
空気清浄は特定の空間から浮遊する花粉などをろ過するには非常に有効です。
しかし、空間の大きさに合わないと効果的に働きません。空気清浄器を選ぶポイントまとめましたので選ぶときにチェックしてみてましょう。
【大は小を兼ねる空気清浄器】
部屋の広さに空気清浄器の吸塵能力は足りているか空気清浄器に限っては、可能な限り広い部屋用を選びましょう。
空気清浄器は家庭用洋室11畳のタイプ~業務用53畳用のタイプなど、グレードによって様々です。ギリギリの広さに合わせて機種を選んでしまうと、それだけ時間がかかってしまいますので、広い部屋用であれば短時間で花粉等を吸引することができます。
【加湿機能付きは有効】
湿度は浮遊物を落下させる花粉はウイルスなどに比べると比較的重い部類に該当します。ウイルスなど軽い粒子は浮遊したものは生活環境下においては、非常に落下がしづらい粒子に対して、花粉は落下いたします。
しかしオフィス内など、動きが頻繁な環境下では落下まで時間がかかってしまいます。
環境下の湿度をコントロールすることにより、落下しやすい環境を作り花粉の浮遊できる時間を減少につながります。
【酸化分解機種はアレルゲンを分解】
プラズマイオンで100,000℃相当の熱エネルギーに匹敵プラズマイオン搭載機種はメーカーによって、部屋にプラズマを放出するプラズマクラスターと電気集塵した粒子に付着したアレルゲンやウイルス等に対しプラズマイオンを照射し、光触媒で酸化分解させ、さらに空気中にプラズマの一種を放出する「アクティブプラズマイオン」+「ストリーマ」ダブル方式が有名です。
ダイキン 光クリエール
二酸化塩素よるアレルゲンの性質変化
【二酸化塩素製剤ファスターバスター】アレルゲンを強力酸化分解
花粉症などのアレルギーにおける原因の物質は、タンパク質と言われています。
除菌消臭剤ファスターバスターは、二酸化塩素のチカラでアレルギーの原因のタンパク質の性質を変化させることにより、アレルゲンではない物質に変化させます。
二酸化塩素は大幸薬品株式会社の森田博文氏・柴田高氏により二酸化塩素による真菌,ダニ,花粉アレルギーの低減化
が医学系専門誌「アレルギーの臨床」2010年1月号に掲載・発表されるなど、アレルゲンに対する二酸化塩素の効果が近年注目がされいます。
低濃度二酸化塩素ガス(平均0.09 ppm)24時間暴露により、ダニ、スギ花粉由来の精製抗原の抗原性を60%以上低下
参考引用:森田博文・柴田高氏(2010)「二酸化塩素による真菌,ダニ,花粉アレルギーの低減化」『アレルギーの臨床』30(1),2010 pp51-55
発表によると、気温25℃の環境で平均0.09ppmの濃度の二酸化塩素ガスを24時間暴露させ、60%以上低下に花粉のアレルゲンを低下させる実験結果が発表。
また、湿度がより高い方が、効果が出やすいとのこと。
セシオが取り扱う、ファスターバスター及びファスターゲルは二酸化塩素を使用しています。
帰宅後など、お部屋にさっとスプレー
密閉された寝室などには置きがたタイプ
ご自宅のお部屋・寝室など、密閉された空間に置きがたタイプのファスターバスター!
低濃度二酸化塩素でアレルギー対策に!