インフルエンザって?
インフルエンザは風邪とよく似ていますが、症状が重く高熱が出るのが特徴で、日本では例年12~3月くらいに猛威をふるっています。
2017年今年のインフルエンザは前シーズンと同様に、2016年11月頃から感染が拡大しています。
今年は4月後半になっても、北海道で84ヶ所で学級閉鎖など流行しています。

今年のインフルエンザウイルスの特徴
ヒトが感染するインフルエンザウイルスは大きくわけて、「A型」、「B型」、「C型」の3種類です。
今年は、どのタイプのインフルエンザが流行しているのでしょうか。
今年(2017年)のインフルエンザは「香港A型」、「2009年新型」、「B型」が流行
厚生労働省は、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと昨年11月25日に発表しました。国立感染症研究所によると、今シーズンはこれまで「香港A型」が最も多く検出されているそうです。高齢者が重症化し、2次感染の肺炎などを引き起こすことが比較的多いのが特徴と注意喚起しています。
また、2009年に世界的に流行し、当時「新型」と呼ばれたH1N1とB型も流行の兆しがあるそうです。2009年新型インフルエンザ(H1N1)はすでにワクチンが完成しているとのことです。
A型インフルエンザの症状及び特徴
今年流行の香港A型もA型インフルエンザに属します。
A型インフルエンザは、「高熱」と「呼吸器系」に症状がでるのが特徴です。
- 時間帯を問わず、38度を越える高熱がある
- 発熱する直前の 寒気や震え
- 頭痛
- 関節痛・筋肉痛
- 喉の痛み
- 咳
A型インフルエンザは、感染力が強く変異型のウイルスなので注意が必要です。
B型インフルエンザの症状及び特徴
B型インフルエンザは感染力は強くありません。下痢や腹痛など消化器系に症状が出るのが特徴です。
- 38度以下の発熱
- 下痢及び腹痛
- 食欲不振
- 吐き気
新型インフルエンザ2009の症状及び特徴
新型インフルエンザは、ウイルスの種類が季節性のインフルエンザと異なるウイルスです。
ほとんどの人は感染経験が浅く、新型インフルエンザに抵抗するための免疫を持っていません。そのため、高確率で新型インフルエンザに感染・発症してしまいます。
2009年以降、世界的に流行している新型インフルエンザ「H1N1」は、本来豚にしか感染しないウイルスが変異して人から人へ感染するようになったウイルスです。
この新型インフルエンザは、A型インフルエンザとほとんど区別がつかず、「高熱」と「呼吸器系」に症状がでるのが特徴です。
- 38度を越える高熱がある
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
- のどの痛み
- 関節痛・筋肉痛
- 悪寒
インフルエンザに感染しない為の予防と対策
インフルエンザの予防については、厚生労働省や多くの公共機関から対策方法などが発表されています。
あわせて参考にしてみてください。
インフルエンザの予防・治療について
インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?
厚生労働省インフルエンザQ&A
流行前の予防接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。日本でもワクチンを接種をする方が増加傾向にあるそうです。
感染経路からの予防
厚生労働省によると、「インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染」だそうです。
人が集まる公共施設や電車の中など、他人の咳・くしゃみによる感染の可能性があります。
まずは「マスクの着用で」、感染予防をしましょう。
しかしインフルエンザの季節になると、待合室やロビーなどに浮遊するウイルスによって感染してしまうことも良く聞きます。
外出後の手洗い等
厚生労働省や東京都福祉保健局など公共機関では、外から帰った後はしっかりとした手洗いをするように注意喚起をしています。手洗いはインフルエンザの感染予防にとても大切です。
外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法で、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスは、アルコール製剤による消毒も効果があります。
厚生労働省インフルエンザQ&A
正しい手洗い方法
手洗いには十分に時間をかけてしっかり洗いましょう。
東京都福祉保健局
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帰宅後のうがいも忘れずに
よく、「外から帰ったらうがいをしましょう」などと聞きますが、このうがいはなぜ必要なのでしょうか。
私たち人の口の中には粘膜が存在します。
粘膜は、菌やウイルス・ホコリなどを吸引してしまったときに、粘膜に吸着させ、体内への侵入を防止する働きをしています。
うがいは、この粘膜に付着するホコリ、風邪やインフルエンザなどのウイルスを物理的に外に出す役割をします。
うがいをする時は粘膜に付着した菌などを飲み込まないように気を付けましょう。
いきなりうがいをすると誤って飲み込んでしまうことがあるそうです。そのため2段階に分けるのが効果的です。
- 軽く口をすすいで、吐き出す
- 通常のうがいをする
部屋を加湿し、湿度を上げることも予防になります
厚生労働省によると、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的なインフルエンザ予防だそうです。
適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
厚生労働省インフルエンザQ&A
高機能加湿空気清浄器もオススメ
この最近では、空気清浄器に加湿機能や除菌機能をもった機種などが各種メーカーから販売されています。
加湿により粘膜の防衛機能を上げるだけではなく、菌やウイルスなどの吸引防止につながります(特に睡眠時など)。
ダイキンのうるおい光クリエールは、アクティブプラズマイオンで室内を除菌しながら、空気清浄器内部のフィルターや水などを除菌し清潔な環境を保つことができます。
休養とバランスの良い食事は免疫力の向上につながります!
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
厚生労働省インフルエンザQ&A
疲れていたり、不規則な生活をしたりすると免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。
また、偏った食事(特に野菜・繊維などの栄養不足)は免疫力が低下するそうです。
バランスの良い食事やなどで、免疫力を向上させたり、病気にかかりづらくなったりするそうです。
インフルエンザにかかったかな?って思ったら
インフルエンザの初期症状は、風邪と似ています。
知らないうちに、大切な家族や友人、職場の同僚などにうつしてしまわないよう、
まずは、専門医師に受診することが大切です。
インフルエンザにかかったら
インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか?
- 具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
- 安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
- 水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
- 咳やくしゃみ等の症状のある時は、周りの方へうつさないように、不織布製 マスクを着用しましょう。
- 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
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