ノロウイルス感染症は集団感染も多く、全国規模で注意が必要です。
筆者も、ノロウイルスで大変な思いをしたことがあります。
それはまだ日本で流行しだした頃、旅行中の体験を紹介したいと思います。
感染経路
トイレでの感染
感染当日
沖縄旅行を1週間の予定で、友人と前日神戸で一泊。これこそが感染経路でした。
筆者は当時、ノロウイルスの話は耳にしていましたが、まだそれがなんなのか理解していませんでした。
ホテルのラウンジで夕食後、筆者だけトイレに立ち寄りました
トイレに入ると、おう吐物を処理されている従業員の方がいらっしゃいましたが清掃がすんだとのことでしたので、トイレをすまし宿泊しました。
しかし筆者の体内では、トイレという密閉空間で浮遊していたノロウイルスが、すでに活動を始めていたのです。
感染
潜伏期間を終え、発症の前兆、二次感染へ
感染の次の日
翌日、早朝の飛行機で沖縄へ。
1日観光を終え、近くの飲食店で夕食、お酒など楽しんでいた最中のことです。
なんとなく、指先や肌などが熱っぽいとは感じていましたが、筆者はもともと体温も高くいつものことかな?なんて思っていました。
食事を終える頃、お腹の調子が良くなかったのでトイレを使用しました。
友人も、筆者が使用したすぐ後に使用し、お店を後にしました。
今考えると、この時に2次感染が起きていたのでは!?
ノロウイルスは、感染・発症がとてもしやすいウイルス
通常、菌やウイルス等が体内に侵入した場合、ヒトの体内には免疫機能があるため、少量のウイルスでは発症することはありません。
しかしノロウイルスは、ごく少量(10~100程度)が呼吸器からの吸引などで、体内に侵入した場合でも感染します。
さらに体内で増殖され、糞便などで体外に出るときには10億個のウイルスにもなることがあるそうです。
発症
発熱、下痢、倦怠感
感染から2日目の朝
翌日、「ひどい寒気」に襲われました。
風邪かなと思い、体温を測ったところ、「38度」程度だったのを記憶しています。
熱だけなら、同行者も居るので無理して観光しようと思ったのですが
下痢が酷く、とても外に出られる状況ではありませんでした。
5分に1回トイレでは、病院までも行き着く自信がありませんでしたので、友人に、病院で薬だけもらうようお願いしました。
ノロウイルス疑惑
症状をドクターに伝えてもらったところ、「ノロウイルス」ではないかという疑惑が!!
ノロウイルスだった場合、風邪薬では効果がない可能性があるとのことで、友人がドクターに無理を言い抗生物質と解熱剤をもらってきてくれました。
ウイルスを伴う発熱の場合
ノロウイルスやインフルエンザなどウイルスが原因で発熱や体調不良の症状が出ている(いわゆる発症)の場合、市販の風邪薬を服用すると脱水症状など引き起こしてしまうことがあるそうです。
病院のドクターの指示を頂くことが大切ですが、動けない場合など、まずは体内からウイルスを出すことが良いそうです。
大量の水分を飲み、体からウイルスを出すようにしましょう。
診断と回復
ノロウイルス感染症と診断
感染から2日目の午後
午後になり、少し回復したので、病院に行った結果、やはり「ノロウイルス感染症」と診断されました。
半日入院で1時間ほど点滴を受け、ある程度まで回復しました。
ノロウイルス感染症と診断
感染から2日目の午後
午後になり、少し回復したので、病院に行った結果、やはり「ノロウイルス感染症」と診断されました。
半日入院で1時間ほど点滴を受け、ある程度まで回復しました。
回復しても感染の可能性
今回紹介した感染例の場合、下のような認識があれば2次感染・3次感染は予防できた可能性があります。
《自分》
①おう吐物などに近づかない
②自分が感染している可能性を疑う
《お店》
①おう吐物の近くや同じ空間には近づかせない
②正しい知識を持ち、効果のある方法で、速やかなおう吐物の処理と空間除菌をおこなう。
除菌効果がプラスされたおう吐物処理剤 バイオセーフ
おう吐物の中には、ウイルス・菌などの病原菌が凝縮されています。
放置すると感染の可能性がありますので、素早く凝固させ、感染源を排除することが必要です。
※菌やウイルスの種類によっては、バイオセーフ単体では効果が得られない場合もあいます。
空間の消毒から、手や指のウイルス除去に ファスターバスター
おう吐された後の空間は、病原菌が浮遊していることが多くあります。
空気中にスプレーし、ウイルス除去します。
トイレなどの密閉空間に ファスターバスターゲル
置き型タイプの空間除菌剤、日常からのウイルス感染予防に役立ちます。
※特定の密閉空間に最適ですが、空気の流動が多い環境などお客様の環境で効果は変化します。
セシオでは、おう吐物によるウイルス感染対策を紹介しています。
セシオでは、おう吐物によるウイルス感染対策を紹介しています。
最後に
ノロウイルスは、感染すると非常に辛いです。
発熱もそうなのですが、ウイルス性の胃腸炎なので特に消化器系で苦しみました。
また非常に感染・発症しやすいウイルスなので、気を付けていても感染者が次の感染源になることが多いそうです。
きっかけは、立ち寄ったトイレの「たった5分の出来事」ですが、知っていれば防げたかもしれません。楽しい旅行のはずですが、大変な経験になってしまいました。